Nobuto Osakabe Photographer

夏かぜ

8月最終週の土日に、友人家族2組と静岡でキャンプをした。
早朝、車で東京を出発し、昼すぎにキャンプ場に到着。そこから前日に届いた卸したてのテントを設営。YouTubeで設営の仕方を熟読したおかげで、なんとか設営し、ひとまず休憩。テントで昼寝をしていたら、中が蒸し風呂状態になっていて、汗だくで目が覚めた。風通しがあまり良くないテントだったのかもしれない。やはり散々吟味したけど、実践に使ってみないとわからないことは多い。

1歳5ヶ月だった息子にとっては、テントで寝るのは初めての経験だった。日中にキャンプ場を走り周って遊んでいたおかげで、夜はぐっすり眠ってくれた。川原に行ったり、シャボン玉をしたり、スイカ割りやBBQ、温泉に入ったりと盛りだくさんのイベントで少しハードだったのかもしれない。でも今回のキャンプでのメインイベントは、2日目に大井川鐵道を走る機関車トーマスを見に行くことだった。
夏前くらいからトーマスにどハマり中の息子は、テレビでトーマスのオープニングが流れ出すと謎のダンスを全力でする。家で手押し車のトーマスを乗りこなす息子は、リアルなトーマスを見たら、どんなリアクションをするのか楽しみで今回の計画を立てた。

天気にも恵まれ、絶好のトーマス日和になった2日目は、みんなで朝ごはんを食べてから撤収作業をして昼前に解散した。
僕たち家族はキャンプ場からトーマスフェアが行われる千頭駅に車で向かった。トーマスフェアはたくさんの人で賑わっていたが、トーマスの姿はなかった。パーシー、ジェームス、ヒロと記念写真をとっていたら、遠くから大きな汽笛の音が聞こえた。もくもくと黒い煙をあげ、シュシュシュシュ、ポオーとすごい迫力でトーマスが駅に入ってきた。親のテンションはかなり上がっていたが、肝心の息子を見ると無表情でぼぉーっとトーマスを眺めている。その後もトーマスの転車作業を見たり、トーマスと記念写真を撮ったりしたが、一向に息子のテンションは上がらない。1日目のキャンプの疲れもあるし、これから車で東京まで帰らないといけないので、不本意ではあるが、トーマスフェアを後にした。帰路でも奇跡的にトーマスと並走できたり、バスのバーティーに後ろから追いかけられたりと見どころたくさんではあったけど、終始息子はいつもの調子が出てこない。息子なりにリアルなトーマスを理解しようと一生懸命に考えてフリーズしていたのかな。ただもう少しリアクションしてくれてもよかったなと思い、大渋滞の東名高速道路をのろのろ走っていた。
御殿場あたりまで来たとき、息子の頭を触ったらすごく熱い。熱がある。東京まで何時間かかるかわからない渋滞だったので、一度御殿場ICで降り、実家のある静岡へ逆戻り。布団でゆっくり休ませて、翌日東京に戻った。
息子はその後も一週間体調が悪かった。無理させてしまったかなと少し反省。
もっと大きくなったら、またトーマスに会いに行きたいなと思った。

そんな息子は、トーマスではなく、今はドラえもんに夢中。