Nobuto Osakabe Photographer

インド

インドに来た。
インドといえばカレーということで、毎日3食カレーを食べている。
しかも、食事は毎回ブッフェスタイルで、1回の食事に5種類くらいのカレーが並ばれている。興味本位というか好奇心というか食い意地というか、全て食べてしまっている。1日で15種類ほどのカレーを食べていると思う。これが全てうまい。さすがカレーの国、インド。これだけ食べても、全然飽きない。同じ具材がメインのカレーでもソースやスパイスや辛さの違いで全然違うカレーになっている。今のところ、ひよこ豆のカレーとラム肉のカレー、ほうれん草とコーンのカレーが特に美味しかった。味を例えるのは、難しいのでうまいとしか言いようがない。ぜひおすすめしたいと思うけど、もうそのカレーがなんていう名前かわからないので、伝えようがない。僕ももう一度出会えるかわからない。パイナップルのヨーグルトカレーも初めて食べた味で美味しかったなぁ。カレーの食べ過ぎで体からスパイスが溢れ出ていると思う。

インドは、宗教、カースト、歴史的背景など本当に複雑にいろんなことが混ざり合っている。貧富の差は日本では考えられないほどある。インドについて深く勉強したわけではないので、難しいことは言えないけど、いろんなことをひっくるめてインド人の生きるエネルギーは、凄まじく強いと感じる。たくましい。困難な環境のなかでも生きる強さがある。

今回のインドは、染と織をテーマに訪れている。日本の着物を織っている染織家の方々と一緒にきた。インドの伝統的でオリジナルの染めやテキスタイルを多くみている。くらべることではないかも知れないが、正直に言って日本の染織文化の方が繊細でディテールの表現が優れていると思った。インドにも丁寧で細かい仕事はあるけれど、徹底的にとことん追求してやるのは、日本人の方が向いているのかも知れない。細部にこだわり、そこに美を見出だす日本の価値観は、世界でも群を抜いていると思う。日本のものづくりを撮影する機会が多いので、本質を写真や映像でどう伝えるか、どう表現するかを慎重に考えていかなければならないなぁと改めて思った。