Nobuto Osakabe Photographer

vol.18 成長

2ヶ月以上さぼってしまったエッセイ。
久しぶりに書く。

順調に書くことを楽しんでいたんだけど、世界の情勢に負けたと言ったらかっこいいけど、正直な話、書き続けられるモチベーションが続かなかった。文章を書くのって頭を整理しながらの作業に僕はなるんだけど、新型コロナウイルスによって、頭とか気持ちを整理するのが難しい状態になっていた。別に僕の家族が感染して大変なことになっていたわけではないんだけど、世界全体の危機とかこれからの社会はどうなっていくのだろうとか考えていたら、文章が書けなくなってしまっていた。やっぱり写真を撮ることもそうだけど、僕は心の安定がないと何かを作りたいと思わないんだなぁと改めて思った。

では、なぜ今書いているのかというと、少しこの環境にも慣れてきて、どう過ごしたらいいのかが見え始めてきたからだ。依然として、仕事の撮影案件は延期や中止になったままで、収入とか考えると先行き不透明で不安があるけど、生活とか暮らしということには目を向けられるようになってきた。完全復活まではいかないけど、だいぶ回復したのでリスタートしようと思う。

新型コロナウイルスによる今の状況で、まず一番に思うことは家族とずっと一緒にいるなぁってこと。今までは、平日は妻も仕事にいき、息子も保育園に通っているので、家族がみんな揃って一緒にいられるのは、朝と夜だけ。時間にして朝1.5時間、夜2.5時間くらい。合計4時間。24時間の中で4時間しか一緒にいないのかと考えたら、とても少ない時間だったんだなぁと思う。今は、何をするにも家族という単位で動いているので、最初はそれに戸惑いもあったけど、徐々に慣れてきて楽しめるようになってきた。普段からフリーランスという仕事柄、自由な時間が多いので家族といる時間は多い方ではあると思うけど、ずーっと一緒にいるわけではなかったので、常に子どもと一緒にいられるからこそ気づけたことがある。その一つは言葉の理解力がすごくついたなぁってこと。こちらが話しかけていることは、ほぼ理解できている。自分から言葉を発するのはまだ難しいけど、聞く力って2才ちょっとでも十分備わっていて、ちゃんと話を聞いているんだなぁと思った。迂闊に変なことは言えないなぁ。

大人にとって数ヶ月ではそんなに大きな変化はないけど、子どもにとっての数ヶ月、特に息子くらいの2才~3才にかけての数ヶ月って著しく成長するのかな。世界はこんな状況で明るいニュースってそんなにないけど、子どもの成長を見ることができる時間が増えたと思えば、そんなに苦しい時間ではないのかなと思えるようになってきた。