梅雨晴れの土曜日、家族でブルーベリー狩りに出かけた。
出かけたと言っても、家から車で10分の農園。朝ごはんを食べ、散歩感覚で出発した。イチゴやブドウ、桃などの「狩り」の経験はあったけど、ブルーベリー狩りは初めてだった。そもそもブルーベリーがどうやって木に実っているのかさえ知らなかった。ブルーベリーの色味から勝手にブドウのように房でぶら下がっているのかなってイメージしていた。ちなみに息子はブルーベリーのことを「ブドウベリー」と言っている。何回教えてもなおらない。
朝8時から受付開始で、僕たち家族は8:15に到着した。その時には、すでに8時台の受付が終了。9:00-10:00の整理券を渡された。畑では30人弱が「狩り」をしていた。すごい勢いでカゴに実を入れるのを見ていると、美味しい実が全部なくなってしまうんじゃないかって若干の焦りはあったけど、朝の涼しさが心地よくのんびりしていたら思いのほかすぐに入ることができた。
畑にはたくさんの品種の木があった。ブルーベリーの品種って今まで意識したことがなかったけど、実の大きさや色味が品種によって全然違う。大きい実は2cmを超える。小さいのは1cm弱。濃紺、明るい青、赤紫、など色がバラバラでどれが熟して食べ頃なのかいまいちわからない。少量の試食は許されていたので、一粒食べてみるとかなり酸味が強い。けど味は濃くて後から甘味がくる。他の木の実を食べてみると最初から甘い、美味い。別の木はただ単に酸っぱい。こんなにも味が違うともう全部ごちゃ混ぜで持って帰ろうって思ってしまい、色が濃くて味が濃そうなものをカゴにどんどん摘んでいった。息子は試食ばかりしていて、カゴに全然たまっていない。摘みたてを食べるのが美味しいことを覚えたみたいだ。
家に帰ると早速ブルーベリーをボールに入れて水でじゃぶじゃぶ洗った。洗いたてのブルーベリーはさらにみずみずしくて美味しそうに見えた。息子とたくさんつまみ食いした。自分たちで収穫した新鮮な食べものは格別に美味しい。これも我が家の食育の一つだ。