Nobuto Osakabe Photographer

Essay

vol.26 奥之院

高野山の「奥之院」についたのは、朝の8時前だった。 目覚めたときには明るかった空も、急に雲が増え、一段と暗くなった。この日の奥之院には人っ子一人いない。普段はどれくらいの人がいるのだろうか。誰も人がいないと少し心細く思う。この世の人間が僕一人だけにな…

vol.25 静かな町

目が覚めて時計を見たら、あと数分で5:00になるところだった。まだ起きるには少し早いと思い、2度寝をした。やっぱり2度寝は気持ちがいい。次に起きたのが5:55。すでに空は明るく、もう6月なのに少し肌寒い。外は全く音がしない。頭の中がすっきりしすぎている。いつ…

vol.24 ケーキを焼いた

今日は生まれて初めてケーキを焼いた日の話。 日頃から料理をする方なのでキッチンに立つことは多いけど、お菓子を作ったことは一度もなかった。僕の勝手なイメージだけど、お菓子作りは料理とは違ってノリで出来ない。ちゃんと決められた分量を計り、レシピに沿って作…

vol.23 根元

今週、緊急事態宣言が解除された。 少し希望の光が見えてきたけど、コロナウイルスが終息したわけでもワクチンや特効薬ができたわけでもないので、あまり晴々しい気持ちにはなれない。外食に行くのも気がひけるし、都内をブラブラ出歩くのは気が重いし、東京を出て他県…

vol.22 ドライブ

今回は、息子と『二人だけ』で初めて車に乗った話。 自粛中ではあるが、妻は在宅で仕事をしなくてはいけない時がある。その時は、なるべく僕と息子は散歩に出かけたり、公園に行ったり、自転車であてもなくブラブラ走ったりして、家を空けるようにしている。でもそれに…